当協会の愛称である「サビーナ」とは、ローマ近郊の丘陵部を中心とする地域の呼び名です。 この地域は、古代ローマから続く豊かな歴史のあるところです。このサビーナはラツィオ州にあり、 交流の中心はリエティ県のさまざまな町や村です。 ローマからフィレンツェにむかう鉄道で約1時間30分の丘陵部に300人〜5000人ぐらいまでの町や村が点在しています。 このあたりは、古代ローマ帝国以前にエトルリア文明が栄えたところです。豊かなオリーブ畑があちこちにあり、 古代ローマ帝国のオリーブ精製所の遺跡もあります。ワインや食肉の生産も盛んで、 ナポリから運ばれてくる魚介類の市も立ち、豊かな食材に恵まれています。

アレグリーニ・ファミリーの住むポッジョ・ミルテート、 アッシジの聖人・聖フランチェスコゆかりの断崖の修道院があるグレッチョ、ルネサンスの遺跡、 怪獣公園のあるボーマルツォ、天然の温泉が湧き出るビテルボ、 イタリアのへそといわれる地下湧水の豊かなリエティ市(人口5万人)などの町や、 標高2500m以上の山々がそびえるテルミニッロ山(トレッキングやスキー、グライダー)、 圧倒的な水量のマルモレの滝(ラフティング)など自然がいっぱいです。

何よりもここに住む人たちは、くらしの文化と歴史を大切にしています。 自然と人間らしさを愛する人々は、第二次世界大戦の末期、パルチザンを組織して、 進駐してきたナチス・ドイツ軍と戦いました。アレグリーニさんのおじいさんも山にこもって戦ったそうです。 ですから当時の記念碑など様々な遺跡が残されています。
